期待以上の2ピリオドの奮闘・・・。
ちゅーピー方式のやきもきする所は、16人以上メンバーが揃うかどうか心配なこと、逆に面白い所は、16人が1つの目標、つまりは勝利に向けて心のバトンを繋ぐところにあります。このバトンを誰か落としてしまえば、勝利をあきらめてしまえば、勝ちは遠のきます。しかし、誰かが拾って、もう一度繋ぐことも出来ます。
今日で言えば、1ピリオドで落としかけたバトンを、力強く3ピリオドの選手たちに繋いだのが2ピリオドの選手たちでした。先週の予選では、ファーストアタック(最初にボールを奪いに行く所)がズルズルと味方ゴール前まで下がってしまい、シュートを打たれる場面が目に付きました。
先週が悪かったという訳ではありませんが、相性というもので、守備陣が割りとカバーリングに長けている選手で構成していたので、「先に誰が行く?」というところが曖昧になっていました。そこで、今日は「俺が先に行く!」的な選手と組み替えたことで、守備陣に安定感が出ました。
また、先週は怪我で試合に出場できなかったGKの的確な指示も安定感に一役買っていたように思います。
この安定感が、攻撃の選手にも波及し、前線からのプレスが効いていたように感じました。このプレスの質が1ピリオドとの決定的な差であったようにも思います。
プレスとは相手選手にプレッシャーをかけることを意味します。隙があったらボールを奪うぞ!みたいな。なので、いくらマークが付いていても、この気持ちが相手選手に伝わらなければプレッシャーは掛かりません。
1ピリでは、ここが立ち止まって、言わば棒立ちで対応してしまって、逆に相手に隙を与えている格好になっていました。基本はワンサイドカット(どちらか一方を切る)してサイドへ追い込むことですが、プレッシャーという意味では、2ピリのガムシャラにボールに突っかけることの方が相手からしてみれば嫌だったのかもしれません。
この「突っかける」とういのがまたミソで、突っかけてボールがこぼれたら、コンマ何秒ですが、改めてボールをキープせねばという意識が働きます。そこで、かわすとか、パスをするとかという意識から遠のくので、相手の攻撃のリズムを狂わすことが出来ます。また、相手選手の足元から離れたボールを奪うことで、相手をかわすことも出来ます。場合によっては、ハイリスクですが、まずはボールを奪う勇気を称えるべきでしょう。
前線からの守備が効果を表し始めると、相手の攻撃もミスが目立ち始めます。また、中盤でボールを奪えると、より多くの選手がゴール前に飛び込むことが出来るようになります。
攻撃にリズムが生まれることで、守備も集中して行なえるという、とても良い相乗効果が生まれていました。また、2年生の選手ですが、しっかり声を出して攻撃陣を引っ張ていた姿は秀逸でした。まだ、気持ちに大波小波がありますが、今後が楽しみです。
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