2010年11月22日月曜日

実りの秋 ②

1ピリオドで先制してリードを先行逃げ切りを図る作戦でしたが・・・。
 本大会出場を決めた一昨年と比べ飛びぬけた選手がいる訳ではありませんが、全体的に平均的な選手が揃っているので、1ピリと2ピリはとにかく守りを固めて・・・という作戦ではなく、1ピリ勝負という作戦で挑みました。
先週は、この作戦が功を奏し3戦全勝というすばらしい結果を残しましたが、今週は空回りした印象が拭えません。その最たる要因は、攻撃の形が1人完結型になっていることが挙げられます。
 守る立場からして嫌な攻撃というのは、「目先を変えられる」ことです。この「目先を変える」というのが1つ大きなテーマです。
 1人完結型は一見華やかに見えるようでも、ディフェンスの陣形が整っていれば、多勢に無勢で、最初の関門を突破しても、相手からしてみればカバーリングしやすいものです。そこで、絡む選手が必要になります。
 この選手の動きが小さく、足元でパスを受けようとすると目先は変わるものの、守る側からすると予想の範囲内の出来事でしかないので、充分に対応が出来ます。
 この予想の範囲内を逸脱すると相手守備をパニックに陥れることが出来ます。そのために、広くスペースを使うとか、相手守備選手の組織を崩すためのフリーランニングを入れるとかの動きが必要になりますし、何よりもチームとして崩すための共通したイメージをチーム全員で共有していることが重要となります。
 一連の流れの中で、例えば、味方エリアの深いところから攻撃に転じてシュートまで持っていくことが難しければ、1度、相手エリアの中間~深いところまで大きく展開して、守備ラインを上げるなり、相手スローインからボールを奪って攻撃に繋げるなり、具体的な打開策が必要です。
 ゴールとゴールの間は68mあります。これを全体の運動量を上げて一気に押し込むことは、8人制ということからもやや難があるように思います。
 今日で言えば、攻撃の要を欠いた状態だったので、パス&ゴーの意識、つまりはパスを出した選手の次の動きがいつも以上に重要でした。このことも課題としてあげておきましょう。
 攻撃の共通したイメージを作り上げて共有するためには、何より選手同士で話をして実践することが必要です。また、試合の中で声を出して修正していくことが必要です。普段の練習から意識して取り組んでいきましょう。

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