2011年8月28日日曜日

大山合宿二日目 その2

大山合宿二日目 その2

vs瀬戸 0-3

前日の瀬戸の試合をみる限り、攻撃力がある、とりわけ2番の選手のスピードとシュートを打つ際のボールの納め方が突出している印象がありました。
なので、ある程度は点の取り合いを覚悟の上で、如何に2番の選手を抑えるかというゲームプランで臨みました。

西城のキックオフでゲームが始まる。
前日の勢いのまま力強く攻め込む。
選手同士の距離感が良いため、こぼれ球も上手く拾え、また相手の中盤に対して高い位置からプレスに行くためチャンスらしいチャンスを作らせない。
しかし、アタッキングサードまで攻め込むもののペナルティーエリア内での効果的な動き出しや縦パスもなく、なかなかシュートを打てないままに徐々に瀬戸に流れが傾く。
得点が奪えない現状を打開しようと、DFラインが攻撃に気持ちが傾き、リスク管理の意識が薄れたところで相手2番にカウンターから独走を許し先制点を決められる。
それでも持ちこたえ0-1で前半を終える。
後半に入ると瀬戸がデフェンシブになり、西城が攻め込む時間が増える。
西城DFもリスク管理に気を配るようになり、チャンスを作らせない。
しかし、西城は守備の要の負傷退場により後手後手に回るようになり、残り5分で縦続けに2点取られ万事休す。
惜しい星を落とす。

負傷退場した選手と替わって入った選手との力の差は歴然としており、その穴を埋めきれないままバランスを崩してしまいました。
ひとりでカバーしようと思うと限界があります。
まずは自分の身の丈を知った上で、チーム全体で穴をカバーする気持ちがあれば…と思いました。
西城は優しい子が多いので、ひとりで責任を負うみたいです…。
仲間を信頼する勇気が重要です。


vs福生東(フレンドリー) 1-2

出場機会に恵まれていない選手を中心に、初日の決着をつけるべく試合を行いました。
テーマは試合が終わった後にやりきった感の溢れ出た笑顔で挨拶をする事としました。
試合内容はトップチームとは比較にならないものですが、一人一人がしっかりとボールを奪いにいったり、ドリブル突破を試みたり本当に楽しんでサッカーをしている様子が窺えました。
好プレーや珍プレーの続出で勝ち負け以上に見ている方も楽しませてもらいました。
こうやって誰もが楽しんでサッカーをする事こそが上手くなる第一歩です。
そんな選手たちがたくさんいる事をとても心強く思います。


vs西郷 3-0

今回の合宿の集大成とすべく、やりきった感の溢れ出た笑顔をテーマに試合に挑む。
前半開始直後から高い位置からプレスをかけ西郷にチャンスを作らせない。
しかし西城もボールを支配するもののパスの精度の低さやオフザボールの動きの少なさからペナルティーエリア手前までは攻め込むもののチャンスを作れないまま前半を終える。
後半も似たような流れでチャンスを作れない。
後半も半分を過ぎる辺りからカウンターを受ける場面が増えてきだす。
流れを変えるべく攻撃的になるようサイドハーフの選手を入れ替える。
その直後にカウンター気味に相手ディフェンスの裏へ抜け出しゴールを奪う。
その後、颯志が相手選手と交錯しながらカットしたボールがトップに渡り追加点を奪う(ここで負傷交代)。
その後も安定した守備を軸に攻撃を繰り返し途中交代の選手が駄目押し点を奪い勝負を決める。

試合後の挨拶でみんなやりきった感のある笑顔だったので良かったと思います。
途中で負傷交代した選手の穴を全員でカバーしようとする姿もみられました。
チームとしてのまとまりの良さを感じました。
この合宿を通して選手たちはとても成長したと思います。
決勝トーナメント進出まであと1歩のところまで迫ったのも瀬戸や西郷相手に対等以上に渡りあったのも正直驚きでした。
でもまだこんなものじゃないとも思います。
一人一人がもっと技術を上達させること、そしてオフザボール(ボールを持ってない時)の動きを意識していきましょう 。

最後に大会関係者の皆様、今回も素敵な大会に招待頂きありがとうございました。
中学生審判のレベルの高さに毎度のことながら感心します。
また、テント設営、民宿での温かい心使いなど感謝しきれません。
来年は記念すべき20回目の大会ですが、盛大に開催されますことを心より願っています。

保護者の皆様も送迎や生活指導、洗濯などご協力ありがとうございました。選手たちにとっても思い出深いものになると思います。 来年こそ決勝トーナメント進出しましょう!これからも子どもたちの成長を一緒に応援していきましょう。

投稿者:監督

0 件のコメント: