vs福生東 1-1
長時間の移動の疲れもあってか大山独特の雰囲気のためか、動きが硬く全体的にポジショニングの悪さが目立つ。
その中で、強心臓の3年生が相手チームのボール回しを必死に追いかけミスを誘ってオウンゴールにより幸先良く先制する。
しかし、その後もリズムに乗れずチャンスを作るもシュートを打ち切れず、防戦一方の展開が続く。
しかし、キーパーの好プレーもあり無失点で前半を終える。
後半は悪い流れを断ち切るために守備を安定させ、カウンター狙いの指示をするが、修正ができない内に同点となるミドルシュートを決められる。
その後は落ち着きと共に守備が安定し、効果的なカウンターを繰り出すもののなかなかシュートを決められず同点のまま試合終了のホイッスルが鳴る。
とにかく自信のなさそうな消極的なプレーが目立ちました。
また、自信のなさから他の選手に頼るような場面もありました。
それでも、キーパーを中心に勝ち越しゴールを許さなかった点は評価できるでしょう。
vs デルソーレ 1-2
他の試合の結果により、デルソーレに負けても紫雲に勝ち得失点差で+1以上であれば決勝トーナメントに進出出来ることが決定しました。
また、紫雲は格上と思われていましたが、他チームとの試合を見る限り、3、4点取るのは堅そうなチームでしたので、デルソーレとの試合は負けても3点差以内であれば御の字といったところでした。
そんな捕らぬ狸の皮算用をしながら、選手たちにはゲームプランを2つ提供しました。
ひとつは守り抜いて失点を少しでも減すか、ふたつには失点のリスクを冒して攻撃のスタイルを貫くか、デルソーレは強豪チームなので賢くいくならひとつ目かなと…。
選手たちも賢くいくなら…とプラン1で試合に挑む。
高い守備意識で1試合目とは打って変わって、ボールへの寄せが早くなり、こぼれ球が拾えだすと気持ちで優位に立ち攻撃でも相手ゴールへ幾度となく攻め込む。
しかし、前半終了間際に地力で勝るデルソーレがFWへの楔のパスを後方の選手に落とし見事なミドルシュートを決め先制する。
後半に入っても高い集中力と信頼しあった堅い守りで追加点を許さない。
しかし、コーナーキックから僅かな隙を突かれ追加点を奪われる。
けれどもその後も大崩れすることなく対等に渡り合いチャンスを作るとゴール前の混戦から1点を返し、続けて相手ゴールを脅かすもののタイムアップとなり惜しくも敗れる。
選手たちが自信を持ってプレーし、信頼しあうと、ここまでチームの力を発揮するんだと感じた試合でした。
負けはしましたが、今期のベストゲームだったのではないでしょうか。
vs紫雲 2-1
2試合終了時点で決勝トーナメント進出の為には、デルソーレ戦での予想を遥かに超えた選手たちの頑張りによって、2点差以上での勝利が必要でした。
紫雲は2試合とも大量点を奪われて負けていることから容易いようにもありましたが、何が起こるのか分からないのがサッカーで、良い試合をした後にはたいてい転けるのが西城のチームカラーなこともあり、何か変な胸騒ぎがしていました。
さて、試合開始のホイッスルが鳴ると、一方的に攻め込むもののまわりの選手の動き出しがなく、人もボールも動きがないためチャンスらしいチャンスが作れず、逆にカウンターから予想だにしないロングシュートを決められ先制点を奪われる。
先制点を先に奪い、1、2試合目とは別チームのように紫雲のDFにリズムが生まれ、なかなか守備の綻びが見つからない。
ハーフタイムに合宿の目的である『信』の確認をし後半に入ると、コーナーのチャンスで、途中出場の選手が長い距離を走って相手マークをかわし見事に同点となるヘディングシュートを決める。
これで息を吹き返した西城は紫雲の堅い守りを細かいパスワークと強引なドリブル突破で中央から崩すが、何本もシュートを放つも相手キーパーの好セーブや、クロスバーに嫌われ、ラスト5分で勝ち越しゴールを決めるもあと1点が遠く、試合には勝ったものの決勝トーナメント進出を逃す。
予想以上の頑張りで初日の日程を終えました。
個の力を伸ばし自信をつける事、仲間を信頼してプレーする事で素晴らしい力が発揮できていたように思います。
ところどころ、信じきれず消極的なプレーが目立つ事もありましたが、選手たちが課題として取り組んでいる姿がとても印象的でした。
この後は宿に帰り、夕食や花火を楽しみました。
私は懇親会で楽しくサッカー談義をしていましたが…。
投稿者:監督
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