2009年10月28日水曜日
新たなスタート
おはようございます。
久しぶりに投稿します。
先日の県少年北支部予選は残念な結果に終わりました。
ですが、選手は立ち上がりこそ固さが見られたものの、後半は皆でカバーしあって怒涛の攻撃をみせてくれました。テーマにしていた「最後まで声を出す、走る、気持ちで負けない」ということはやってくれたように思います。
それでも負けたという事実は覆らないわけで。もう一度やれたら結果は違うだろうに・・・といった悔しさに似たやるせなさはやっぱりどこかあり続けています。
ただ、後悔ばかりしてても先に進めないので、選手たちには次の目標を立てるように宿題を出しました。なので、僕も次の目標を立ててみました。それは「強いってなんだろう?」ってことです。
今のチームはサッカーに勝つということに関しては“強い”部類に入ると思います。ただ、試合に勝つことが“強い”ってことなの・・・?
強いということには大一番で物怖じしない精神的な強さや、1対1で負けない技術的な強さや、走り負けない当たり負けないといったフィジカル的な強さがあると思います。
先の高校インターハイで準優勝した米子北高校のテーマは心技体和だそうです。心技体は前述したようなことでしょうが‘和’という言葉が後ろにくっついています。サッカーはカバーリングのスポーツだと。助け合い協力することをグラウンドレベルだけでなく学校生活の場面においても実践しているそうです。
まさにこのことはスポーツ少年団の精神であるように思います。チームメイトを助け、また助けられ、そのことに感謝する。そして、チームメイトだけでなく支えてくれる家族、良きライバルとなる他チームの仲間、試合運営に携わる指導者がいてくれてサッカーがしていることに感謝する。当たり前かもしれませんが、人と人がつながってこそ今の自分があることを忘れてはいけません。
勝つことばかり追い求めてきましたが、ふとそんなことを考えてみると、西城の選手たちの挨拶やベンチでのマナー、もし、他チームの子に怪我をさせたり危ないプレーをしてしまった時に素直にゴメンと言えるだろうかといった事が気になりだしました。
つまり、“強い”といことは自分が今サッカーができる環境にあることに感謝して、チームメイトとも戦う相手チームの選手とも協力し合えること、支えてくれる多くの方に感謝の思いを持って接することができることなんじゃないかなという気がしています。
当然、勝負事ですから勝ちにこだわる事が悪いわけではありません。ただ、その裏で忘れかけていた事に改めて気づかされたといった部分では良い敗戦であったように思います。
言うは易し行なうは難しですが、このことに向けて日々邁進していこうと思います。
まだまだ未熟な監督ですが、選手たちや支えてくださる保護者や指導者の皆さんにたくさんのことを教わりながら一歩一歩こども達と成長を共にしていきたいと思います。
また、今日から新たな一歩を踏み出していきましょう!
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